何度でも読み返したい、大家必読のノンフィクション本

書籍 社畜百貨店
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不動産投資は堅い資産運用として認識されていますが、規模拡大を急ぐと危険な状況に陥る事も。

当たり前のことを堅実に継続する大切さと、人間の欲から生まれた悲劇の物語。

長く大家を続けたいと思う人は何度も読み返す事を強くお勧めする1冊です。

 

おはこんばんにちは、社畜です(=゚ω゚)ノ

不動産投資を続ける事で、徐々に所有物件が増え収入も増えてくる中、もっと早く稼ぎたい気持ちが芽生えてきます。

自分で決めた購入基準も段々と緩くなっていき、今までの経験から「大丈夫、何とかなる」「融資が受けられるなら買いだ」と、徐々に冷静な判断が薄れてきます。

これは「不動産投資の慣れ」や「過信」からくる危険な兆候で、株などの金融商品とは違って不動産投資は一度の失敗で全ての歯車が狂う事があるので注意が必要です。

今回ご紹介する書籍は、そんな順風満帆な不動産事業が抱える裏の危険性と、はやる気持ちを抑止し堅実な運営をする大切さを教えてくれる1冊です。

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早すぎた栄光、成功の罠、挫折、どん底のリアル



この書籍はTwitterで知り合った人から教えて頂いた本で、不動産でかなりの成功を収めているにも関わらず、年に数回読み返す程の秀逸な内容に仕上がっています。

実際に私も購入後に直ぐ読破しましたが、あまりに凄すぎる内容だったため、既に2回読み返しています。

成功者に近寄る様々な誘惑や策略、規模拡大を目指すあまりリスクの高い勝負に出てしまう人間の弱さ、金の切れ目が縁の切れ目のリアルな情景と、本当に大切な人との関わり合い方など、何度読んでも自分への戒めになってくれる素晴らしい書籍です。

この本は、生涯に渡り読み返し続けるべき本だと太鼓判を推したいです。

全ての大家、これから大家を目指す人は絶対に読むべき

著者である杉本宏之さんは、20歳から歩合制の不動産営業として身を立て、若くして起業します。
その後に会社を急成長させ、最年少で上場(当時)を果たしたものの、世界を混沌の渦に落としたリーマンショックの影響により、一時は最大400億円の巨額負債を抱えることに。

バランスシートの改善などに奔走しますが、最後は遂に行き詰まり民事再生を申請。

著者自身も自己破産し、無一文となってしまいます。
リーマンショック下の不動産業界で、著者を襲ったすさまじい事業環境の変化と、金融機関との交渉の日々、経営者として未熟すぎた自分自身への怒りとその後の破綻。

全盛期は時代の寵児ともてはやされた著者が、若くして経験した絶頂と転落。

そして自己破産によるどん底の経験が誇張無くリアルに書かれています。
著者を支えたのは、金や名誉など何もかも失った後でもなくならなかった起業家や、かつての部下との数々の絆。
信頼を糧に雌伏の日々を乗り越え、再び起業へと立ち上がった著者が学び、教訓とした大切なものを読者に伝えてくれます。

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