ブロガーの収入源であるアフィリエイトには一攫千金の夢があります。
しかし、その誘惑に負けて虚偽の内容や誇大表現を用いて消費者を騙す記事があるのも事実です。
一部の人間のルール違反で、真面目に取組んでいるブロガーが厳しくなる前兆も。
おはこんばんにちは、社畜です(=゚ω゚)ノ
先日ニュースで消費者庁が有識者を集めた「アフィリエイトに関する検討会」を行ったとの報道が。
私も複数のASP企業にエントリーしてますが、頻繁に広告主の契約終了や、単価変更のメールが来るので、その都度サイトを修正したり広告を削除したりで面倒になり、最近はGoogleとAmazonの広告しか掲載しなくなってきました。
アフィリエイトで月に数十万~数百万を稼ぐ人もいるようで、まさに一攫千金!とブログを起ち上げる人も多いでしょうね。
増加する商品の不当表示や誤認トラブル
今回、消費者庁が懸念を抱いているのは、アフィリエイターが書いた記事による様々な消費者トラブルに本腰で対応を行う姿勢を見せた感じです。
検討会を開催した理由は大きく分けて3つ。
- 広告主が表示物(広告そのもの等)の管理が網羅できていない現状
- アフィリエイターが報酬欲しさに虚偽の内容や誇大効果で表現し、成果報酬へと結びつけるよう誘導していること
- ページ訪問したユーザーに「これはアフィリエイト広告である」との表記がされておらず、収益が発生する記事である事が分かりにくい。※簡単に言えば記事型広告であると分からない
今後はアフィリエイト記事への監査が厳しくなる
過去にもアフィリエイトでは、不当表示に対して景表法(景品表示法)による「措置命令」が出されています。
今回、検討会の報告書が消費者庁のホームページにて公表されましたが、この現状を踏まえた場合、消費者と事業者の両方がアフィリエイト広告の実情について知識武装していくことにより、広告主となる企業への圧力と言いますか、プレッシャーは相当上がってくると容易に想像できるわけで。
ブロガーとクライアント(広告主)を中継するASP企業も例外ではなく、直接消費者へと繋がる広告の仲介を行う「代理店」ですから、トラブルが起きた時に「紹介しただけ、では済まされない法の整備」が進むかもしれません。
新聞社なども景表法に抵触した広告は「広告を制作した代理店」への罰則もあるそうで、媒体社側となる私達ブロガーも最悪の場合には何らかの注意や罰則が起こりうるわけですね。
今後は記事内に注釈を多く記載する必要も
広告を見ていると、色々と小さな文字で注釈(注意事項)が記載されているのをご存じでしょうか?
これは景表法を守るために「必ず掲載しなければならない事項」が業種ごとに法律で決められているため、無理してでも広告内に入れ込む文面です。
注意事項の他に「使用禁止の表現」なども広告には取り決めがあり、媒体社によって若干の違いはあるものの、概ね各社横並びで掲載基準を揃えています。
特に薬事法は一番厄介で「基準を遵守した場合、病院名、診療科目、時間、住所、電話番号」くらいしか実は掲載できないんです(笑)
ただ、これはあくまで新聞等の紙媒体に関する決まりで、ネットなどへの表記は法整備が追い付いていないのが現状の様です。※ネットも本来駄目だと思います。
これを踏まえ、ガチガチな表記基準がクリアされているのかを全国のブロガーを対象に監視するのは現実的には不可能で、例えばASP社から「記事を事前に審査するので送って下さい。許可が出るまで掲載は禁止です」と言う事案が今後は増えてくるでしょう。
一部のアフィリエイターによる被害で、ブロガー全体が規制を受ける
これはアフィリエイトに関わらず、一部の無責任で私利私欲のために記事を書いたブロガーの記事で被害者が出てしまい、結果として国も「お前らいい加減にしとけ」と重い腰を上げてしまうわけです。
一度重い腰が上がると、強い規制をかけられ誰が書いても似たような記事が量産されてしまうのですが、決まり事には従わなければならないです。
アフィリエイトで生計を立てている人達からすると「対応していく」しかなく、消費者庁のホームページを定期的に細かくチェックする事をお勧めします。
私も今の配属先の都合上、頻繁に消費者庁のホームページは閲覧しています。
どちらにしても、真面目に取り組んでいるブロガーは、あまり深く考えず「表現」「使ってはいけない言葉」「使用できないデータ」「根拠の記載不足」などに注意をはらえば大丈夫だと思います。
読みなれないと固い表現が多いので理解に時間は掛かりますが、この手の資料を活用しながら景表法を覚えて行くと、後々助かる事も多いです。
私は必ず最新版を会社経費で購入しています。
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