住宅ローンは繰上げ返済するべきか

住宅ローン 資金繰り・調達
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おはこんばんにちは、社畜です(=゚ω゚)ノ

夢のマイホームを購入した後に何十年にも渡り返済し続ける住宅ローン。

毎月の支払いにボーナス払いも組み込んで昨今では30年とか35年の長い期間返済を続けます。

夢のマイホームを手に入れた喜びの裏側で、重く圧し掛かる返済の現実。

全国のお父さん達!頑張りましょう!

私も実際にローン返済を始めてから、子どもが生まれ成長し、学費やら衣食代やらと様々な出費が嵩む中で、ようやく返済の終わりが近づいてきました。

短いようで長い返済期間に、何度も繰上返済するべきか否かを奥さんと話した事もあり、意外と悩まれている方も多いことかと思います。

この記事では住宅ローンの繰上げ返済をするべきかしないべきかについて、私の経験も踏まえ、資産構築の観点からも説明します。

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住宅ローンの繰上げ返済をするべきではない理由

まず、結論から申し上げますと、ローン全般において繰り上げ返済はするべきではないと私は考えています。

借金は早く返した方が良い、と世間では言われますが私は資産構築と同時進行で行うのであれば反対です。

理由は資産構築を始める期間が遅れてしまう事と、万が一の急な出費に備える現金ストックを行う必要性があるからです。

「資産構築の観点」とは、これからの老後に備えてお金がお金を稼ぎ出す状況を作ることです。

住宅ローンを組んだ時の事を思い出して頂きたいのですが、皆さん「何歳で完済できれば大丈夫」と予測を立てながらローン契約をしましたか?

その予定を前倒して終了させる事は結果として総支払額を減らす事ができるので間違いではありませんが、その間に新たな「お金を生み出す資産を作る方が、結果的に良い老後を迎えられる」と私は考えています。

頑張って繰り上げ返済を行い、60歳定年前の55歳で無事に住宅ローンを完済したとしましょう。

長期返済が終わり「さあ、借金は無くなったから、ここからの収入は全て自由に使える」と思った矢先に「役職定年」とか「人員整理」などの予期せぬトラブルが発生してしまうと、それまでの蓄えが乏しいために新たな収入源をみつけなければなりません。

高齢者の再就職の難しさと冷遇さは皆さんも容易に想像できると思います。

次に「万が一に備える資産のストック」ですが、これも先の状況と同じに考えて下さい。

こちらはもっと悲惨な状況に陥ります。

つまり「体調不良で働きたくても働けない状況」になる可能性がゼロではないという事です。

 



ローンの繰上げ返済よりも、新しい収入源を作るのが成功の道

ローン返済スケジュールを崩すことなく、節約しながら貯蓄額を増やし続け、その貯蓄を投資などで運用する事で「新しい収入の財布」を作る事が優先です。

生活環境時代によって変わり、新しい家族が増えたり成長したり、ケガや事故など予期せぬトラブルが発生すると一瞬で支出環境が変わります。

一度前倒し返済したお金は二度と手元に戻ってきません。

繰上返済を100万程度繰上返済しても、月々の返済額の減額は微々たる額です。

無料で提供されているローン返済アプリなどで試しに計算してみて下さい。

であれば、その貯蓄を新たな収入が生まれる資産運用に活用し、万が一の不測の事態に備える事や、複利の力を利用しながら雪だるま式に資産を拡大させた方が老後の生き方は大きく改善します。

古き悪しきマインド「借金は早く返済しろ」は今の低金利時代には間違った方法です。

そもそもの住宅ローンの利息率が1%を切っているので、繰上返済をしたところで大幅な利息額の軽減にはならないのです。

むしろ「借金返済は少しでも長期で借り、余剰金を作って資産運用で更に拡大させろ」が正解です。

私は住宅ローンを60歳の定年月で完済するようにスケジュールを組んでいますが、まったく繰り上げ返済する気はありません。

銀行担当者も繰り上げ返済を嫌がりますし、双方にメリットは何もありません。

今は超低金利時代でもあるので、頑張って繰り上げ返済をしても支払い利息は悲しいくらいに減りませんし・・・。

むしろ、余剰金で不動産投資やNISAなどの資産運用に余剰金を活用し、数ある書籍でも歌われている有名な「お金に働いてもらう」を実践するのです。

それでもローンの繰上げ返済を行いたい時には

とにかく借金は嫌だ!、借金は悪だ!と考える方は、こんな方法はいかがでしょう。

日本が生んだ有名な投資家でもある本多静六さんが実践していた資産構築方法です。

それは「給与の4分の1を無条件で貯蓄にまわす」です。

言うは易しで、これを実行するのは相当に厳しく、遺志も強くなければできませんが、効能として今までの無駄な出費に気づかせてくれます。

私も奥さんと一緒に家計簿と睨めっこしながら頑張りましたが、5分の1が限界でした。

そこで新たに始めたのは「強制的な給与の移動」です。

やり方は簡単で、毎月の給与を強制的に積立て口座へ天引きし貯蓄されるように口座調整するだけです。

残った金額で何とか生活を組み立てながら生活の無駄な出費を削り続け、そこで更に給与が余った分を繰上げ返済すると良いでしょう。

遺志の強さがあれば、きっと達成できるのではないかと思います。

最初は少額から始め、徐々に天引きする金額を「何月からは更に何パーセント天引き額を増やす」といった感じで「期日と目標を決めて継続していく」事が大切です。

そして天引きしたお金には絶対手をつけない。

もっと詳しく本多静六さんの蓄財手法を知りたい方は、ネットで検索するか書籍も出ていますので読まれてみてはいかがでしょう。

低金利時代の繰上げ返済は資産構築を遅らせるだけ

繰上返済を行う最大のメリットは完済期間の短縮と利息の総支払額を減らす事です。

何度も書きましたが、今の超低金利時代で繰上げ返済を行っても「完済期間の短縮」しかメリットはありません。

資産運用は長期で計画的に行う事でプロにも勝てる可能性があるのに、返済を優先する事で老後資金の蓄えを作る時期を遅らせて開始するのはリスクがあります。

短期での資産運用はキャピタルゲインを狙う事でしか加速度的に資産を増やす事はできないので、逆を考えると「加速度的に資産を減らす可能性もある」という事です。

無理に繰上返済をせず、その余剰資金を何かしらの資産運用に無理なく長期投資する事で、ローン完済後に、若いころから運用していた資産運用が安心して過ごせる規模のお金に育っているのです。

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