借りている駐車場(借地)を強制退去させられた件

おはこんばんにちは、社畜です(=ﾟωﾟ)ﾉ

法人で購入した平屋の戸建て賃貸物件ですが、駐車スペースを隣接している空き地から賃貸しているのですが、突然地主から賃貸契約を破棄するとの連絡が。

本来なら最低でも数か月前に通達するのが礼儀だと思いますが、月の中旬に管理会社へ「今月末で賃貸終了させて更新はしない」と一方的な通達でした。

管理会社が理由を聞いても事情を話してくれず、途方に暮れる状態となってしまいました。

借地にて駐車スペースを確保している人も多いと思いますが、色々と地主の状態を調査して見えたのは「税金の滞納」と「土地の強制売却」が行われる事になった事。

どうやら親から贈与された土地とアパートの支払いが、かなり滞っていたようで、土地の登記を確認したところ既に自治体に登記を抑えられていたのです。

それも私が平屋を購入した際には既にこの土地は自治体の差押え物件となっていました。

売主側もこの事実を把握しておらず、仲介会社と協議した結果「善意の売主」として、責任は発生させない方向で終結させる事としました。

まあ、損して得取れではないですが「借りを作る形」で穏便に済ませる事としました。

駐車場のない戸建て賃貸は地方では致命傷

結果として私は潔く引かなければならない、が最終結論なのですが一応経過報告を記録します。

現在入居中の住人の駐車スペースを確保しなければなりませんが、どうにも空きスペースは周囲に存在しません。

このままでは入居者が退去してしまい、次の入居者を見つけるにも相当な苦労が必要になってしまう状態に。

借地権と借家権による退去の対応の違いとは

今回、私が借りているのは「土地の一部」です。

借りている理由は隣接する借家の駐車場確保のためであり、純粋に隣接する土地の一部を車1台分だけ借りている契約になっています。

このため、今回のような地主から「契約終了」などの告知が届いた場合には「借地権」で話し合いが進められる事となるのです。

私の場合、借りている土地に建造物を建てていませんので、シンプルな借地権の法律が適用となるのですが、この場合に貸主から一定の期間前に契約終了の告知を受けた場合「居住空間ではない」ため、立退きの拒否をする事が原則できません。

　

土地の購入業者担当者から一報

今回、この土地は任意売却での売買になったようです。

任意売買とは、裁判所などで競売に出される前に持ち主自らが買主を探して売却する事で、競売よりも高く売れる事が多く、金融機関は資金の回収が困難になってくると任意売却を持主に持ち掛けるのが大体のセオリーです。

私が借りていた土地も任意売買によって建設会社に売却が決まったようで、直ぐに買主である企業の担当者から連絡が入りました。

結果からお話しすると、この買主さんが私に取っては不幸中の幸いでした。

借地権終了の合意を即決して退去準備に入る

この担当者さん、私が進めている新築物件の営業担当者で、掘出し物の土地を私に一番でご案内してくれた方です。

2棟目の新築は少し早い気もしたのですが、今回の土地は凄く立地が良く合格点の上位に位置する程に条件も価格も良かったので、思い切って銀行融資に出し通った案件です。

この担当者さんとは話も合うので、今後も良好な関係を築いて行きたいと思っています。

こうなると、私には成す術はありませんね(笑)

お世話になってる営業さんですし、土地の整地の時に一緒に斜面の土地を削って駐車場を作ってくれるので、費用も当初よりかなり低く工事ができそうです。

本当に自分は色んな方々とのご縁に助けられていると感じます。

2021年6月末で賃貸契約を終了し整地作業へ

今回は整地代金が未だ未定のため、書面での解約手続きは行わず「互いに信用を担保に円滑に進めよう」という事で話がまとまりました。

通常ですと、弱い立場の私は「書面で武装」する必要があるのですが、そこはアナログながら信用の世界。

今回は運良く「親身に動いてくれる企業と担当者さん」だったので、お互いに信用担保で作業が進みます。

数週間後に聖地完了の連絡がきましたが、社長さんが「社畜さんの物件なら費用はこちら負担で進めてあげな」と、神様のような対応をしてくださり、結果として無料で駐車場スペースを確保する事ができました。

本当に人とのご縁や、普段からの良好な関係構築は大切だと感じる出来事でした。

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