視点と思考が変わる時。FIREを考える基準

FIREに燃えている 思考を変える
スポンサーリンク

副業で一定の稼ぎが出始めると、次第にFIREへの意識が芽生え始める。

収入によるFIREを決断する人が大半だが、その一歩手前まであなたが到達しつつある判断基準がある。

それは、今までの人間関係に違和感を覚え始めた時である。

 

おはこんばんにちは、社畜です(=゚ω゚)ノ

以前にFIREできてもサラリーマンを続けた方が良いメリットを書きましたが、今回はFIREを本気で考えだす前に起こる心の変化についてです。

わたしは今まで会社員としての福利厚生と属性を最大限に活用し、大家業の規模拡大と定年後の自由な生き方を実現させ、妻と子どもが将来お金の心配をしなくて良い生活環境を整えるために不動産投資を始めました。

今ではメンターとの面接で「第二の人生を謳歌する」ことを目標設定し、FIREを目指す道を選択。

自分に残された人生の時間を無駄遣いしないで生きる道へシフトチェンジしました。

スポンサーリンク

不動産投資に事業センスの有無は大きな問題ではない

私が不動産投資(大家業)を実践し感じた事は、大家業は事業センスが高くなくとも収入源の構築ができ、自分自身の生き方を見直すキッカケも与えてくれる投資(事業)であること。

物件購入時に注意すべき事の大半は「立地」「間取り」「家賃設定」「設備内容」「融資戦略」「出口戦略」を自身の方針とマッチングした物件だけ購入するだけです。

細かな戦略も必要ですが、売買・客付け・管理会社との関係が良好であれば難しい問題ではありません。

どの大家も取り組む事に大きな違いは意外となく、如何にヤル気のない大家物件から入居者を奪うかのゲームです。

部屋が満室で、特にトラブルも無ければ毎月決まった家賃が入り、決まった額の返済をするだけなので、月に一度だけ通帳記帳するだけの単純作業。

実際、わたしも全ての物件が満室時には大家業で何かする事も無く、今後の人生や規模拡大への活動、書籍を読み漁って知識を取得する作業だけです。

サラリーマンと事業主の2つの思考が身に付く

兼業大家の最大メリットは「雇用される側の感覚」と「事業主の感覚」、この両方の思考と感覚を体験できる事でしょう。

毎日決められた時間に出社して毎月決まった給与を貰うサラリーマン、対して入居者から振込まれる家賃で毎月の返済と修繕費をやり繰りし、収入を積上げて行く大家業。

どんなに努力しても会社の業績が悪ければ給与が下がる雇われ人に対し、経費を抑え、物件に付加価値を与える事で家賃上昇が成功できれば努力がお金に転換される事業主。

大家業に限らず、副業で得る収入は、あなたの努力と行動で無限に収入を上げられる反面、事業展開に不備が起こると収入が激減するシンプルで分かりやすい世界です。

以下に両者の違いを並べてみます。

サラリーマンのメリット
  • 会社やサラリーマンの福利厚生の恩恵を受けられる
  • 銀行融資やクレジットカード作成時に属性を活用できる
  • 決められた周期で休みが確保されている
  • 責任を一人で背負う事が少ない。または回避する事も可能
  • 毎月決められた給与が振込まれる 
サラリーマンのデメリット
  • どんなに成果を残しても給与が増える確約が無い(業績連動などにより)
  • 自由な時間の確保が難しい(時間の拘束)
  • 人間関係の煩わしさがある
  • ある日突然、会社が倒産する事もある 

サラリーマン最大のメリットは福利厚生と属性による信頼と書きましたが、これは実際に日本社会のサラリーマンに対する信用が暑い事実です。

銀行から融資を受ける場合、個人事業主が融資を受けるには大きな壁があり、特に住宅やマイカーローンなどを受ける時に痛感します。

福利厚生面でも、社会保険料を会社側が半分負担の義務化がされており、個人事業主だと全額自己負担となります。

個人事業主のメリット
  • 働きたい人と働きたい時間で仕事ができる
  • 努力した対価がお金で返ってくる
  • 自由な時間が確保できる
  • サラリーマンより多くの収入を得る事も可能
  • 誰にも干渉されない生き方ができる 
個人事業主のデメリット
  • サラリーマン時代より労働時間が増える事もある
  • 結果が全てのドライな世界
  • 全ての責任が自分に圧し掛かる
  • サラリーマン時代より稼げない場合もある
  • 常に資金繰りを意識し続ける事が必須
  • 税金制度の仕組みを覚える必要がある 

個人事業主の場合、良くも悪くも自身の努力と結果がシンプルに収入へと反映されます。

どんな会社であっても経営者は常にお金と向き合い、お金や税金の勉強が必要不可欠です。

サラリーマンで生涯を終える人は、税金や資金繰りなどの経験はほぼ体験せず社会人生活を終え、年金生活へと移行します。

その後は限られた年金と蓄えの中で「どのように生活するか」だけを考える人生です。

一方で、副業収入がある人は「何歳まで現役で活動するか」を考え、自身で人生設計を構築できるメリットがあります。

会社が最後まで雇用してくれる確約の根拠があるのか

あなたの身近なサラリーマンは、定年後の人生を心配している人が多いと思います。

しかし、その前段階である定年まで会社が雇用し続ける事に何の疑問も抱いていない人が大半なのには驚かせられます。

確かに日本の雇用制度はサラリーマンを簡単に解雇できない仕組みになってはいるものの、私のような不条理な左遷や自主退職を促すようなエグイ事をしてくる企業も少なくありません。

その時になって生活が厳しいとか、会社に対する愚痴を言っても状況は何一つ変わらず、むしろ自身の稼ぐ力の無さに無力感さえ感じるかもしれません。

「副業できない」は保身的言い訳に過ぎない

大抵の人は「副業は禁止されている」「仕事で疲れて時間がない」「自分にはスキルが無い」などの理由で副業を始めません。

実際に副業している人達から見ると、これは単なる「やりたくない言い訳」にしか見えておらず、この境界線が数年後の未来を大きく変える事になると感じます。

実際に不動産投資は大抵の企業で副業とは捉えておらず、資産運用と見ている事が多いです。

これは、相続で物件を受取る場合があるので、これを副業としてしまうと会社を退職しなければならなくなるため、副業と見ない見解が多いためです。

私の会社でも、総務に確認した時には「それは資産運用に入ります」との返答をもらいました。

それ以前に、副業している人は悪い人の印象が強い日本企業ですから、実際にはサラリーマンとしての正義感で副業はしない人もいるのでしょうが・・・・。

FIREできる思考が育った先に見えてくる大きな違和感

実際に副業からFIREした仲間と話して感じる大きな共通点があります。

実際に私も、ここ数年は同じ症状が顕著に出ており、メンターに相談した時に「社畜くん、もうFIREして良い時期だね。あとは行動を起こすかだけだよ」と言われました。

サラリーマンである恩恵が最大の魅力で兼業大家を続けていますが、最近の思考は会社依存への危険性と無駄な時間の切売りに大きな疑問が芽生えており、たった一度の人生を謳歌したい気持ちが大きくなりFIREを本気で目指す気持ちになりました。

複眼的思考が芽生えたらFIREを考える時期

会社員としての自分と大家業(副業)の自分。

この環境が進む中で芽生えるのが、会社員も収入を稼ぐ手段の1個に過ぎないと、一歩引いて状況を見られるようになる時です。

これは複眼的思考と呼ばれ、自身の環境変化に伴い、今までの思考回路に変化が起きる事で物事を俯瞰的に見識できる能力が身に付いた証拠になります。

一方で今までの視点が変わるため、意気投合していた同僚との会話に違和感を感じたり話が合わなくなるのです。

これは経営的視点や思考が成長しており、あなたが「自分の力で生きていく準備が整い始めている証拠」でもあります。

あとは明確な時期や目標設定を決めるだけ

ここまで成長が進むと、会社で働く事の優位性と拘束性の効率の悪さが明確に分かり始めてきているでしょう。

後はあなた自身が明確なFIREを実行するタイミングを決めるだけです。

金銭的なポイントなのか、時期によるポイントなのか、環境変化が起きたポイントなのかと、それを決める事ができるのも自由なのです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました