おはこんばんにちは、社畜です(=゚ω゚)ノ
私が勤務する会社はフロービジネスとストックビジネスの両輪で成り立っている会社で、昨今ではフロービジネスの落ち込みをストックビジネスで補う経営が続いています。
2020年からのコロナ禍市場において、日本だけでなく世界のビジネスモデルにも明暗が出ており、名立たる企業はストックビジネスへと経営シフトをしている動きが見受けられます。
飲食店などが最たる例で、日々の売上げは来店する顧客次第となっており非常事態宣言による来店数の激減が、そのまま会社の死活問題に繋がります。
ストック型ビジネスと違い、短期間で莫大な収益を確保できる一方で、売上額の変動幅が大きく「ハイリスク・ハイリターン的」な商売とも言えるでしょう。
常に広告宣伝費を投入して集客を続けなければならず、営業時間内で如何に顧客から注文を受注するか。
コロナ禍が終息に向かっても、今までの生活環境の変化に伴い「フロービジネスの苦境」は今後も続くかもしれません。
今後のビジネスモデルとして副業を始めるなら、ストックビジネスを意識して組立てると将来に渡り安定的な売上と利益が得られます。
ちなみに大家業はストックビジネスのカテゴリに入り、家賃収入による利益を積み上げ、最後に物件売却によってフロービジネスで大きく稼ぎを生み出すのが理想とされており、モンスター級の大家さんはこの手法で資産規模を拡大しています。
フロービジネスとストックビジネスの違い
まず、フロービジネスを簡単に説明すると「販売して終わり」の売切りビジネスです。
例えるなら「スーパーやコンビニ」「住宅や自動車販売」「飲食店」が該当します。
一度の売買で得られる利益が大きいのが特徴で、営業力や集客力が大きく左右します。
常に新規顧客の開拓や、新商品への買い替えを促したりと、常に売上げが変動するリスクを伴います。
ちなみにフロービジネスモデルで顧客のリピーターをストックビジネスと呼ぶ方もいますが、その顧客が毎回同じお店で購入するかは未確定要素となるので、私をストックビジネスとは考えていません。
毎月の売上が大きく変動し予測しにくいビジネスモデルがフロービジネスと考えて下さい。
逆にストックビジネスは「継続して安定的な売上が入ってくる」ビジネスモデルで、一件あたりの売上は小さいですが、継続的に一人の顧客から売上げが計上されるため、安定的な収入や売上げの計算が容易なビジネスモデルです。
例えるなら「携帯電話」「有料動画視聴」「新聞」などが該当します。
ストックビジネスの中で最強と言われるのが「電力会社」でしょう。
常に電気基本料が確保され、更に使用電力数によってプラスアルファの収入が入ってきますし、電力会社との契約なしに現代の私たちは生活する事は困難です。
最近では電力の販売自由化が進みましたが、同等級の業者が同じエリアで競合する事は少なく、まさに地域独占状態と言っても過言ではないでしょう。
フロービジネスのメリットとデメリット
最大のメリットは、その利益幅の大きさと爆発的な利益を短期間で生むことが可能なことです。
人気商品を扱える場合、引く手数多、濡れ手に泡状態で売上が上昇します。
勢いに乗って一気に事業拡大、人員増員、支店開業なんて事も夢ではありません。
日本は高度経済成長期に「古くなったら買い替える」という生活習慣が付いたので、このフロービジネスは企業に大きな成功をもたらしました。
逆にデメリットは、やはり売上額が非常に不安定になりやすい事です。
昨今のコロナ禍において、飲食店や旅行代理店、ホテル等の観光事業、鉄道会社や航空会社などの運輸業が危機的な打撃を受けているのは皆さんご存じの通りです。
会社の規模が大きければ毎月の維持費も莫大になり、肝心の収入が得られないと経営は一気に困窮します。
フロービジネスは災害などの自分たちでは防ぎようがない事案に対策が難しい一面を持っています。
まさに客足次第のハイリスク・ハイリターンなビジネスです。
ストックビジネスのメリットとデメリット
対してストックビジネスは、一件あたりの売上は少額ですが、数(分母)を増やしていくことで継続的に安定した収入を積上げて行く事が可能となります。
損益分岐点を超える顧客数を確保できれば、経営は大幅に安定する事となり不景気に強いビジネスでありながら好景気にも着実に顧客を増やせば成長スピードは加速します。
まさに雪だるま式で売上と利益が膨れ上がっていくのです。
デメリットとして、短期間で爆発的な売上げや利益を構築する事が難しいモデルでもあります。
一件あたりの利益が少ないので、序盤は地道な顧客開拓が必要となり短期での事業拡大が難しいビジネスです。
その反面、不景気にも大幅な売上減少は比較的起こり難く、新規顧客開拓が停滞する時期でも、既存顧客からの売上で大きく経営が傾く速度はフロービジネスと比較して遅いです。
売上の向上も減少も「緩やか」なのがストックビジネスの特徴です。
まさにコツコツ積上げるイメージです。
フロービジネスからストックビジネスへシフトチェンジが進んでいる
究極のフロービジネスである「Amazon」「楽天市場」もフロービジネスの強みを最大限に活かしながら、ストックビジネスへの誘導や新規獲得に力を入れています。
皆さんご存じのアマゾンプライムや楽天TVが代表的な商品です。
月額数百円で、数多くの動画や購入品の早期配達、有料会員だけの特別セールなど盛りだくさんの得点が付け「付加価値」を作り上げています。
フロービジネスが主力のAmazonでさえストックビジネスを導入し、フロービジネスにストックビジネスを付加した両輪のビジネスモデルを構築することで、更なる経営の安定を目指しており今後こういったビジネスモデル企業が増えてくる事が予想されます。
これは誰もが一度は虜になったゲーム業界でも既に導入されており、継続してゲームの世界に遊ぶためには課金(ストック型)しなければならない仕様であったり、ゲームを有利に進行できるアイテムを入手して楽しむための「ガチャ」と呼ばれる課金(こちらはフローですかね)システムを導入したりと、多種多様な工夫が施されています。
コロナ禍だけが原因ではない。ストックビジネスの到来
企業が安定した経営を維持するには「予測できる売上げ」が必須です。
こういった視点で経営を考えた場合、ストックビジネスは計算が立ちやすいビジネスモデルです。
コロナ禍で国民の外出が減少したために「サブスク」などのストックビジネスが注目されてはいますが、実際は「人口減少によるフロービジネスの継続の難しさ」「生活スタイルの多様性」が大きくなったのも要因です。
このため、高額商品は昔に比べ販売価格が上昇していたり(車とか住宅とか)するのも、人口減による市場規模縮小が、販売単価の高騰で補うという対処戦略はゼロではないと言えます。
商品の高性能化による原価の高騰もありますが、販売数が減る中で売上を確保するには「単価を上げる」ことが必要になるからです。
日本の人口は今後も減少していく可能性が極めて高く、携帯やインターネットの普及によって私達の生活レベルは大幅に水準が上がっており、高度経済成長による右肩上がりだった給与も相まって「月額わずか数百円の出費」の消費活動に何ら抵抗感なく生活してきた事も要因です。
急速に発展し続けるクラウドビジネスは、地域商圏から世界商圏に変化し、その王道ビジネスモデルがストックビジネスだと考えられます。
フロービジネスに未来はないのか
私は正直なところ、成功のカギはストックビジネスにありと考えてしまう派です。
ですが、副業の世界でもフロービジネスで成功している方も大勢いらっしゃいます。
そのひとつは「せどりビジネス」です。
まさに一回の売買取引で利益を確保する商売で、お宝商品を仕入れる事ができればストックビジネス1年分の利益を手に入れてしまう事も可能です。
勤務する職業に得手不得手があるように、フロービジネスとストックビジネスにも得手不得手があります。
「自分はストックビジネスで稼ぐぞ!」と思っても、実際にはフロービジネスの方が稼げてしまったなんて人もいるでしょう。
副業の鉄則は「最初に大きな資本投下をしない」事が定石で、フロービジネスとストックビジネスのどちらかに決めてから始めるのではなく「どちらが自分に向いているか経験してから判断する」のが良いのではないでしょうか。
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