おはこんばんにち、社畜です(=゚ω゚)ノ
4月の人事異動前の内示やら何やらも終わり、異動をする方々は業務の引継ぎ期間に入り始め、毎年この時期は社内がバタバタしています。
異動を望む者と望まぬ者、様々な利権争いに巻き込まれたり利権争いの勝敗によって、更なる力を得る者と失う者。
私は出世レースなどの利権争いに興味がないので、当然ながら出世にも興味がない、昭和生まれにしては珍しい人種かと思います。
昨今の若者世代は「この会社で骨を埋めるぞ!」ではなく、スキルアップのため転職が当たり前になりつつあり「この会社では●年勤めてスキルを身に着ける」など、計画的に転職活動やスキル取得をする人が増えています。
実際、過去に私の部下も「自分は、この会社に3年だと思ってます」と公言する人もいましたし、そのため新人の育成方法に迷ってしまう事もありました。
これも時代の流れでもあるし、個人の人生設計なので否定する事もできないのが現状です。
尊敬する先輩が、まさかの退職・・・その理由とは
さて、私が過去に配属されていた課の先輩が、この度「一身上の都合」により退職する事となりました。
とても温厚で人当たりも良く、尊敬できる方でしたが、春の異動で別会社に出向を言い渡されたそうです。
一身上の都合とは良くできたもので、会社にとって不利益にならない退職理由です。
私の会社では退職願いの書式が決まっており、その書式で提出しないと出し直しを言い渡されます。
社内情報の守秘義務など色々とウルサイ世の中とはいえ、鬼畜企業ですね。
20年近く会社の業績に貢献した先輩を失うのは大きな損害ですが、退職願を提出されると企業側は受理をしなければなりません。
とは言え、我が社の人事は何も考えずに淡々と受理して終わりで「誰か代わりを手配しないと」程度にしか考えていないようです。
そもそも、多様なスキルを身につけるためとか昇格するには転勤や課の異動を経験しなければ駄目とか、本当にそれは本人にも企業にも絶対必要な事なのでしょうか。
「広く浅く」「マルチタスク」で得たスキルは、多様性だけでなく専門性を必要とされる世の中にシフトし始めた社会の中で、過去の遺産になってはいないでしょうか。
人を異動させるのが仕事という部署は必要なのかと軽く愚痴ってみました(^^;)
異動先で精神的に追い詰められてしまう人もいる事実
日本では、異動先の職場環境変化に適応できず鬱になる人が多くいます。
異動前の課では優秀だった人材が、新しい課の仕事に適応できず「あの人、全然使えないわ」と一方的に評価を下げられてしまう事もあります。
それって、本人にとっても企業にとっても良い事なんでしょうかね?
全ての職務に対応できる人が、本当に優秀なのか私は疑問に思うところがあり、異動する→出世する→管理職になる→実務しないで偉ぶるだけ、みたいな人材が育つのが私の勤め先です。
現場からは「仕事をしない管理職不要論」まで出る始末で、明らかに人事や経営陣の選択方針が失敗している証拠ですね(^^;)
私自身も何度も異動を繰り返し、中間管理職には成ったものの正直なところ微塵も喜んでいません。
年明けに何度目の異動かも忘れましたが、未経験の課に異動となり、異動先では一般社員やパートさん達と同じ業務を管理職も行う体制に変えています。
その方が現場ともコミュニケーションが取れ、課の業務が円滑に機能するからです。
面倒な報連相も、日常会話の中で済ませる事が可能なので、基本的に「報告書は要らない」と私は話しています(笑)
部下からの報連相を忘れずに覚えているのが上司の「当たり前」で、過去に私も報連相したにも関わらず「聞いていない」と不条理な叱責を受けた過去があるため「こんな上司には絶対なりたくないな(^^;)」と思っておりました。
異動を拒むには退職するしかないのだろうか
今回、退職される先輩は結果として異動が嫌で退職の道を選択しました。
最初は残された部下たちの心配もあったそうですが、最終的には自身の将来を考えての事。
先輩!その選択は決して間違っていませんよ(^^) 私なんか副業で「仮想転職企業勤務」しておりますし。
家庭の事情などで異動が難しい場合は会社に相談する事も可能ですが、基本的に日本の企業は異動を拒む=依願退職、の道が多いです。
人事課にしてみれば「好きで異動させている訳ではない」と言うのでしょうが、そうであるなら定期的な異動を廃止する事や、異動を最小限に抑え「特定業務に特化する人材」と「幅広い知識を身につける人材」など、本人の希望をヒアリングしながら柔軟な対応と人員の流出を防ぐ取組をしてほしいものです。
取引先との癒着の問題が、と言うのであれば高度なチェック体制を構築すれば済む問題です。
貴重な人材を「場当たり的」「人数合わせ的」な人事で処理する企業が少しでも減る世の中になるよう、願ってなりません。
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