求人情報や面接官との対話だけで企業の全貌を把握するのは至難の業。
企業側も同様の条件ではありますが、人手不足の昨今では雇用される側に知られたくない内情も。
今回は前職よりブラック企業だった会社を最速で退職したお話。
おはこんばんにちは、社畜です(=゚ω゚)ノ
希望と夢に満ち溢れ転職した会社が、超絶ブラック企業だったなんて事はよくある話。
今までは対岸の火事程度に思っていたのですが、いざ自分の身に災いが降りかかると退職するのも一苦労。
ブラック企業から逃げ出せなくなる前に素早く脱出したお話です。
面接官が経営者の場合は危険度が高いかもしれない
今回のブラック企業は面接1回での採用でしたが、面接官が社長(2代目)と役員(母親)の一族企業でした。
地元では誰もが一度は訪れた事がある飲食店で、主にファミリー層や学生などが利用する事が多いお店です。
最初の段階で気がつけば良かったのですが、面接時は非常に和やかなムードで終始面接が進みました。
誰でも最初は分からない事ばかりだから、徐々に経験を積めば大丈夫だから
異業種からの転職で、年齢的にもご期待に沿えるでしょうかね?
かなりの専門知識が必要ではないかと感じるのですが
社畜さんなら大丈夫だと思うわよ。
最初は苦戦するかもしれないけど、覚えたら難しい事はないから
そりゃあ覚える事ができれば何の仕事でも難しい事はないでしょうね、飲食業界ですし。
面接の数日後には内定連絡が届き、結果として勤務する事にはなったのですが・・・。
タイムカードの打刻時間を強要される
出社初日、タイムカードの打刻を行うと直ぐに先輩社員から注意を受ける。
社畜さん、今日は仕方がないけど明日からタイムカードは朝礼が始まる時に打刻して
打刻は出社時にするものではないのですか?
そういう決まりになっているからお願いね。
みんなもそうしているから。
あと、会社には始業30分前に出社して、これも皆そうしているから。
初日から怪しい雰囲気がプンプンした出来事でしたが、正直なところ早く出社した分が時間外にならなくても平気ではあったのですが、出社時間が求人記載から30分前だったのには少し嫌な予感も。
「みなし残業」ではない「残業時間申告」
次に驚いたのは残業時間の事前申告制度。
当日に残業する際には上司の承認を得てから残業をするのは、よくある話ですが、この企業は少し違う。
前月末までに翌月の「見なし残業時間分を何処で消化するのかを事前申告」する必要があり、この記載が行われない場合、最悪みなし残業代が支払われない仕組みとなっていました。
そう、みなし残業代分の残業を必ず「残業しなければならないシステム」だったのです。
もはや、みなし残業とは言えないですよね(笑)
事務所に響き渡る社員を叱責する役員たちの怒号
昭和かよ、と思われる事が横行していたブラック企業。
他の社員がいるにもかかわらず役員からの怒号が事務所内に響き渡ります。
「急いでいるって言ったよな?」※実際には明確な期日はない。
「お前さ、俺の依頼を対応する気なかったんだろ?」※無休で働く社員への叱責。
「どういう教育受けて来たんだ?お前の親の顔が見てみたい」※お前が言うか(笑)
こんなのは序の口で、一番厄介だと思うのは、この息子社長が暴言を吐いている最中、すぐ横に両親(役員)が居るにも関わらず、息子に注意をしないで黙っている事。
そして息子が外出すると「気にしなくて良いからね」と、叱責された社員にフォローを入れる。
これは、息子が何らかの障害を持っているのか、家庭内暴力でも受けていて息子を恐れているのか。
どちらにしても息子の育て方を失敗した感が強いです。
死んだ魚の目をしている従業員
事務所内に居る社員や管理職は、社長が社内に居る時は無言で仕事をしています。
その目はもはや「死んだ魚の目」で、誰かが叱責を受けている時も「気が付いていないオーラ全開」で、一心不乱にパソコンと睨めっこ。
もはやトバッチリを受けないための自己防衛本能を全開に領域展開中です。
多くの社員が体調不良で会社を去っている事実を知る
この企業、歴代の社員の多くが定年を迎えることなく重い病気になったり、ある日突然欠勤して行方不明になったりと、色々な都市伝説が存在します。
地元民で知らない人はいない程の名の通った飲食店ですが、最近は従業員の退職が続き既存店の営業を継続るのも厳しい状況下にあるそうです。
飲食業などは、働き手不足が多く仕方のない事ですが、この状況は何も業界だけの問題だけではない気もしてきました。
そして退職願は受理されなかった
以上を踏まえ、わたしは直ぐに退職願を提出。
ご迷惑を掛けたお詫びとして「給与は要りません」と正直にお詫びしました。
社長:「あぁそうかい。でもな、簡単に退職できると思うなよ。あなたに自分の退職日を決める決定権はないから」
と、想像の斜め上を行く返答が返ってきたのですが、実は隠し玉を用意して退職を受理してもらいました。
その隠し玉とは以下のような物です
他にも最終兵器は用意していましたが(笑)
転職は勤めてみなければ会社の実態はつかめない
求人内容や面接官との対話で会社の全てを知る事は不可能です。
特に会社側(面接官)の説明と、現場での意思疎通が取れていない会社では、パートレベルの仕事でも「聞いていた話と違う」なんて事は四六時中発生しています。
正社員で働くとなると、この乖離した現実を受け止める必要性もありますが、私の場合は「家賃収入」がある事で、今回は早急な脱出劇となったわけです。
今後は正社員で働く事はしない
やはり転職活動とは難しいものだと、今回の件で痛感しました。
年齢的にも正社員登用してもらえる先は狭き門であり、逆に考えると「こんな年齢でも正社員登用できる企業には何か問題がある?」と疑う必要性があるかもしれません。
どちらにしても、今後はバイト生活をしながら大家業を軸とした生活に切り替えていこうと思います。
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