今後衰退すると思われる企業とは【育成失敗編】

納得できない人 社畜の労働日記
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どんなに売上が右肩上がりの企業でも、必ず売り上げが落ち込む時期がきます。

その要因に若手の人材不足や特定商品の売上げに頼る企業体質も。

衰退する企業の場合、若手の育成が出来ない状況が多いため商品価値が落ちてしまうのです。

 

おはこんばんにちは、社畜です(=゚ω゚)ノ

どの会社にも存在する営業のエース。

レベルに差はあれど、会社にとって重要な存在なのは確かですが、衰退する企業の場合に見受けられる対応として「エースのご機嫌伺い」や「若手の育成放置」が挙げられます。

特に管理職以上の人材に「育成能力が備わっているか」が重要で、残念ながら日本企業は「成績重視社会」で昇進が決まる事が多く、若手の育成を部下に丸投げする事も。

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自分が出来る事は部下も出来るとの思い込み

優秀な成績を残す営業にありがちなのが「他人の仕事の遅さが許せない」「何でこんな事も出来ないのか」「自分でやるから邪魔しないで」でしょうか。

企業として業績を上げるためにスピードは重要ですが、この種の人が上司になると退職する部下が多く発生します。

戦士としては優秀ですが、指揮官としての器ではないのでしょう。

社畜
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そんなのは何処の企業も一緒だと思うなら、ここから先は読まない方が良いです。

その気持ちは「自己防衛しか出来ない言い訳」でしかないので、この記事はあなたに何も響く事はないでしょう。

他人の仕事の遅さが許せない

端的に説明すると、仕事を自分のペースで処理したい人です。

そこに「相手の能力」は加味されず、終始自分のペースで事が進まないと苛立ちます。

お客にとっては優秀で頼りがいある営業に見られるため、この手の人は社内で腫物扱いされる事も多く、特に部下からしてみると「気持ちが休まらない」との思いから退職・転職してしまう人も。

何でこんな事も出来ないのか

これも非常に多い説教です。

優秀過ぎる人は、自分より能力が劣る人の判断力に鈍い傾向にあると感じており、自分が出来る事は他人も出来る、最初に説明したのに何故できないのかと考えます。

若手を育てるには根気強く何度も説明と実演を繰返し、ミスなく出来た時に褒める事が大切なのですが、この手の話をしても「そんな時間が勿体ない」「努力が足りない」などの精神論で話の決着がついてしまいます。

自分でやるから邪魔しないで

これ、リーサルウエポン級の言ったら駄目な事です。

我慢の限界を超えると、思わず口にしてしまう最も人を傷つけてしまう一言。

私の会社でも、何度もこのシチュエーションを見て会社を去っていく人を見ました。

数か月後、偶然見かけた元同僚は「とても活き活き」と転職先で仕事をしていたのも印象的です。

育成できない人が上司になると悲惨な目に合う部下

私も一時は部下を数十人管理する課で責任者をしていました。

結局は部下を守るために上司に抗い左遷される事となったのですが、私の左遷後に後任で配属された上司と上手く行かずに、その部下は半年も経たずに転職の道へ。

今でも不定期に連絡を取り合っていますが、彼は今では一部上場企業の営業をしており、プロジェクトチームにも抜擢されました。

元々、営業の素質があったので田舎の衰退産業企業に居るのが勿体ないと思っていましたが、今では良き上司に恵まれ仕事に精を出しているそうで。

弁が立つだけで出世する企業の上層部

実力もあり、育成も上手な人は「決して育成を放棄しない」のも特徴的です。

人には何かしらの長所があり、それを発見し長所を優先的に伸ばしながら弱点を少しずつ改善させる。

私が持つ営業力は突出した才能ではありませんでした。

出世にも興味が無く、衰退産業の会社をどの様に立て直すか、人材を育成して行くかの方が重要だと思っていたからです。

しかし、残念ながら会社は出世レースに血眼になる人が他人を蹴落としながら勢力争いをする方向に向かって行き、社長も「自分のお気に入り」を出世させて行く方向へと向かってしまいました。

今にして思うと、弁が立つだけで実績も何も無い人が昇進していく事に、見て見ぬ振りをした自分にも責任があるのかもしれません。

社畜
社畜

綺麗ごとで会社は動いていない、と感じる人も多いでしょうね。

でも、その「綺麗ごとに向き合える人」が、最後には報われる世の中なのです。

因果応報の原則を侮ってはいけません。

後出しで指導し、マウントを取る行為は危険

あなたの会社でもこんな上司は居ませんか?

何かトラブルが起きてから「何でそんな事をしたんだ」「普通は〇〇するのが当たり前だろう」「どうして〇〇な事を想定して準備していなかったんだ」と、失敗した人を追い詰めるトークです。

どこの会社でも普通に存在するでしょうが、この手の人は特に問題なく仕事が進んでいる場合、余計な口出しもしてこないので、扱いやすいと言えば扱いやすいのですが、一度問題が起こると厄介な存在です。

常日頃から報連相やコミュニケーションを取れば防げる事も、部下に「管理がなっていない」の一言で一刀両断してしまうんですよね。

優秀な人材は上司を見て会社を見限る

最近の若手社員は「出世してもあんな感じになるなら転職する」「自分もあんな目には遇いたくない」と、冷静に将来の管理職像を観察しているものです。

太鼓持ちで出世の道を走るのも否定しませんが、その場合「あなたも将来は今の上司と同じ目で見られる」ことも覚えておくと良いでしょう。

ホワイト企業に努められる人は氷山の一角でしかなく、ほとんどの企業が先の様な上司が多い会社でしょうが、それに納得して会社の色に染まるのは危険です。

若いうちは何度でもリスタートできるので、自分の精神が壊れてしまう前に何かしらの行動を起こした方が得策でしょう。

育成できない企業は、いつまでも育成できない

残念な事実ですが、若手の育成ができない企業は今後も育成で成功する確率は低いです。

人材育成には時間も手間も掛かる上に、今の中小企業には金も時間もありません。

「そのうち覚える」「まずは経験してみろ」「分からない事は自分から聞け」

先輩や上司も正直言ってこれが本音です。

自分自身が苦労してきた事は後輩も同じように苦労して覚えるものと考えているのです。

経験は確かに大切ですが、まずは手取り足取り教えながら自信を付けさせるのが今の時代。

面倒でも「若手の頃の嫌な思いをさせたくない」と考え、可能な限り育成に時間を割かなければ、将来の有望な社員は育たないし、残ってはくれません。

人材育成が出来ない企業は間違いなく今後衰退して行く事でしょう。

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