不動産投資で買い手側に主導権は無い

値引き交渉 社畜流不動産思考
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小売業で昔から耳にする「お客様は神様です」のフレーズ。

「買ってやる」と買い手側の立場が上と考えるなら、残念だが不動産投資ではゴミ投資家。

良い物件は「売って頂く気持ち」がなければ、永遠に購入する事はできない。

 

おはこんばんにちは、社畜です(=゚ω゚)ノ

新築以外の不動産投資は「売主から物件を購入する」以外に取得方法はありません。

稀にボロ戸建てと言われる物件を無料で貰う事もありますが、原則的に購入費用が発生するのが不動産売買の基本です。

私達は日常の買い物の中で「あの定員の態度が悪い」とか「他店の安い値段と合わせて」など、様々な上から目線で買い物交渉する事が多いでしょう。

しかし、残念ながら「その程度の買い物と同じ感覚」で不動産を購入しようと思うと「100%希望物件は買えない」です。

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売主側は売れれば誰でも良い

 



不動産は大量販売されている区分マンションの規格品とは違い、同一物件は存在しません。

このため、量販店の販売方法とは違い「売主側も相手を選ぶ」可能性があるのです。

実際、値引き交渉はよくある事ですが、何かと注文を付けてくる買主の場合、売主側から「こいつ面倒だから売らない」と一刀両断される事も多いです。

◆会社員の不動産投資。

不動産は一つとして同じものがない。売主が売り急いでいない限りは、主導権は買主にはない。「買ってやる」ではなくて「買わせて頂く」が基本スタンス。ここを勘違いしている方が多い。良い物件は瞬間蒸発。指値して融資承認待ってたら、まず購入できない。

引用:Twitterでフォローさせて頂いている方のツイート

私も2022年に物件を売却した際、最初の希望者から200万円の指値(値引き)交渉が入りました。

それについては値引き交渉に応じたのですが、後日「返済比率が高くなる」「壁の一部修繕が必要」などの理由で再値引き交渉が入りました。

最初の値引き了承の条件に「壁の一部修繕必要」を買主負担で行うなら200万円値引きOKとしたのですが、いつのまにか更なる値引きが入りました。

実際の修繕費は60万円程度なのですが、「買ってやる感」が後半から露骨に出てきたため、売却をお断りしました。

買主都合と売主都合、どちらが強い?

先のツイートを見れば一目瞭然ですが、ある程度の規模に大家がなってくると「自分は偉いと錯覚」を起こすようになってきます。

それ事態は個人の自由なので、勝手に優位性に浸って頂いて構いませんが、売り手としては「後々面倒ごとになりそう」との予感が働きます。

仲介会社も「根拠なき値引き」を嫌がる事は当然で、販売価格が落ちると仲介手数料も落ちるので、買主側しか旨みが発生しないのです。

売主側は「希望額で購入してくれる人が優先」となるのは至極当然の事で、一般的な安価な買い物思考で価格交渉すると、後のお宝物件を買えなくなる危険性が高まります。

これも本当に実績があるのか不明なインフルエンサー等が、自身の経験談を公開した時に「これは使える」と勘違いする初心者が多いためでしょう。

売主側の販売理由をヒアリングしよう

物件案内が来た時には「売却する理由」を業者からヒアリングしましょう。

売却を何らかの理由で急いでいる時には値引き交渉が通る可能性があります。

最強な交渉は「値引き&キャッシュ一括買い」で、直ぐに支払える場合は買い手側が有利に交渉できる事もあります。

少し時間があるなら、登記簿謄本を入手して「購入金額履歴(融資履歴)」を調べてみるのも良いでしょう。

販売価格と購入時の融資額に乖離が大きい場合は「利益を上積みされている可能性」もあるので、路線価や建物価値の積算をし、売主側に価格交渉するのも一考です。

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