今後衰退する企業の特徴【人事の責任逃れ編】

上司と部下 社畜の労働日記
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一定規模の会社行われる恒例行事といえば人事異動。

異動を機に退職や転職する人も多い時代に、絶対やってはいけない異動条件があります。

一時的な応急処置人事を行い、後の事は他責にする人事がいる会社は間違いなく衰退していきます。

 

おはこんばんにちは、社畜です(=゚ω゚)ノ

主に春と秋に行われる人事異動。

人事発令に喜ぶ人もいれば納得できず会社を去ったり、新たなフィールドへ旅立つ人など、悲喜交々ひきこもごも

人事部も忙しい時期であり、各部の要望や人員不足を補うために頭を悩ませる時期です。

異動が失敗すると、純粋に人員減や社員のモチベーションを下げる結果となり、企業にとって重要な役割を担う人事ですが、中には責任逃れに終始する人事担当者もいるようで。

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内示を受けて退職願を申し出た若手社員

 



以前の記事で、会社が衰退する要因の一つに人事失敗編を書きました。

人事なりの苦労はあるですが、やはり偏見や異動対象者へのフォローを蔑ろにする人事担当者が存在する企業は、優秀な人材を失いがち。

後に残るのは「向上心の無い人」や「会社から給与を搾取するだけ」の人材になりがちです。

人事が一番恐れるのは、内示を出した際に発生する「異動するなら退職します」という人材。

理由は様々ですが、今の時代は売り手市場で若い人材を何処の企業も欲しがる状況。

私が以前に勤めていた漆黒企業でも同様の出来事が発生しました。

やってはいけない禁断の交換条件を行ってしまう

退職願を出された時に一番やってはいけない事が「別の人を異動させる」「異動承諾条件で昇格させる」ことです。

家庭の事情などで止むを得ない理由ならともかく、辞められたら困るとの理由で異動を白紙にしたり、正当な理由なしに昇格させる交換条件は、会社にいる他の社員が必ず知る事となり、人事部や会社への不信感が高まります。

しかし、私が在籍していた会社は、禁断の手法(無条件昇格)で何とか新しい課への異動を承諾して貰い、異動を行いました。

本人は昇格など希望しておらず、単純に異動する課に行きたくないだけだったのにです。

異動して生気が薄れていく若手社員

頑なに異動を拒否し退職を希望していた若手社員でしたが、人事の執拗な昇格条件と説得により、最終的には根負けして異動を承諾しました。

しかし、一度退職の意向を示した人は既に会社への愛着やモチベーションはMAXで下がっている状態なのは誰が見ても分るもの。

異動後も仕事へのモチベーションは上がらず、不定期な休みとサービズ残業に徐々に生気が吸い取られていきます。

ちなみに彼が異動した課は、社長が「人事部の〇〇を」とオーダーがあったにも関わらず、人事部は頑なに拒否して、今回犠牲になった彼を異動させたそうです。

他の課の人間は異動させても、自分たちの領域は死守する人事課の姿勢は褒められたものではありません。

異動後1年で再度退職願を出す

結果は予想通りと言うか、やはり仕事へのストレスで若手社員は退職する事となりました。

異動してきた課の上司も、頑張って彼を繋ぎとめるために仕事の割り振りや休日確保に尽力していましたが、そもそも希望しない課での業務に繋ぎとめておく事は無理だったようです。

逆に、この上司も可哀そうですね。

退職が決まった途端、異動先の上司が人事に詰められる

 



ここからが、この会社の摩訶不思議な所で、何とか強引にでも異動をさせた後に異動した社員が退職を申し出た途端、「どういう管理をしていたんだ」「辞めるのは〇〇課の責任だ」と、手のひら返しの様な詰めを上司にしてきます。

そうです、異動さえ完了してしまえば後の責任は異動後の管理職の責任として、他責にする人事課なんですね。

これでは異動先の管理職は浮かばれないどころか、増々会社への不信感が積み上がるばかりなのですが、当の人事担当は知らんぷり。

ある意味で肝が据わっていると言えばそれまでではありますが。

失敗を学ばない人事部のいる会社は消えていく

今回のケース、実は過去にも起こった例なのですが、その際に無条件昇格で会社に残った人材が居る事が問題だったのでしょう。

その社員も数年後に再度退職を申し出た際に「更に無条件昇格」で一気に管理職の階段を昇りつめました。

肝心の仕事内容というと、あくまで現場職人のため部下の管理は何一つ行っておらず、その課は恐ろしい程に課として組織が機能していません。

部下も上司も好き勝手な事をしている無法地帯となっていますが、面白いのは人事担当者が「あの課は人の動き(退職者)が安定している」と、自画自賛している事でしょう(笑)

昇格を拒んで退職した事例も多くあるのですが、彼らは成功事例だけで今回の異動を強引に進めたそうです。

退職した若手社員は、非常に仕事の処理も早く優秀で、惜しい人材を失ったにも関わらず、人事担当は「〇〇課長の管理が成っていないから退職してしまった」と、社内で言いまわっているそうで。

まあ、今となっては私は部外者なので特に何も思う事はないのですが(笑)

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